はじめまして、遊牧民です。
このブログは、土木・建設業界で働く皆さんに向けて書いています。
「今の職場がつらい」「転職ってどうすればいいの?」
そんな悩みを抱えている方に、僕の実体験をもとに役立つ情報を届けていきたいと思っています。
自己紹介:遊牧民って誰?
はじめまして、遊牧民といいます。
現在は建設コンサルタントとして働いていますが、もともとは大手ゼネコンで橋梁工事に携わる施工管理をしていました。担当は主に橋の「下部工」で、掘削からコンクリート打設まで、現場の最前線で動き続ける毎日。そんな自分が今、定時で帰れて、土日はしっかり休めて、貯金も着実に増えている──想像できますか?
けれど、ほんの数年前までは、そんな未来はまったく見えていませんでした。
ゼネコン時代:地獄のような毎日
当時の労働環境は、今振り返ると“限界”という言葉では足りないくらい酷いものでした。
毎月の残業は150時間超。
朝は暗いうちから現場に出て、夜は終電どころかタクシー帰りも日常茶飯事。
職人さんや上司、関係業者との打ち合わせ、資材の手配、安全管理、現場監督として全責任を背負っていたため、常に神経が張り詰めていました。
そんなある夏、異変が起きました。
爪が剥がれ、手が震え、体が思うように動かない。
気づいたら、泡を吹いて倒れていました。
「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせながら働いていたのに、体はもう限界を超えていたんです。
運ばれた先の病院で言われたのは、過労による神経性のショック症状。
でも、それよりもショックだったのは、職場の反応でした。
上司たちは、心配というよりも「この情報が外に漏れたらまずいな」という顔をしていました。
その時、心から「この会社、自分の命より会社の体面が大事なんだ」と痛感しました。
それでも、辞める決断は簡単ではありませんでした。
「ここを辞めて、次があるのか?」
「大学まで出て、現場で何年かやっただけで転職できるのか?」
「これまで積み上げてきたキャリアが全部無駄になるんじゃないか?」
そんな不安でいっぱいでした。
でも、もう同じ毎日を繰り返すのは無理だった。だから、逃げるように退職しました。
転職活動も、最初は本当に何も分からない状態でした。
パソコンで作ったExcelの履歴書と職務経歴書を、片っ端から企業に送りつける。
企業研究も面接対策も何もなし。「大手企業お願いします」とだけ書いて、返信を待つ。
当然ですが、全然通りませんでした。
でもその中でようやく出会えたのが、今の「建設コンサルタント」という仕事です。
脱出の決断と行動:転職活動スタート
現在の仕事は、主に官公庁向けの資料作成。
設計書、仕様書、地図など、プロジェクトの「準備」を担う立場です。
毎日汗まみれになっていた現場とは違い、エアコンの効いたオフィスで、チームで協力しながら作業を進めています。
しかも祝日もきっちり休みで、年間休日は120日超え。
ゼネコン時代は「土曜出勤が当たり前」でしたが、今はカレンダーどおりの生活ができています。
そして驚いたのが、「年収も上がった」ことです。
多くの人は、「忙しい=高給」「楽=安月給」と思いがちです。
でも実際は、知識や経験を活かして、正しい場所で働けば、時間も収入も両立できるんです。
✅ こんな変化がありました!
- ゼネコン時代と建設コンサルの違い
- 労働時間:月150時間残業 → 月20時間以下
- 休日数:実質週1未満 → 年間120日超
- 仕事内容:肉体労働中心 → 資料・設計作成中心
- 年収:400万円台 → 700万円台
- 環境:常に怒号とトラブル → 静かで落ち着いた職場
なぜこのブログを書いているのか
あなたが今、同じように「この働き方はおかしい」「このままでいいのか」と感じているなら──
まずは“選択肢”があることを知ってほしい。
建設業界の中にも、ホワイトな働き方はあります。
建設コンサルタントという道は、現場で積んだ経験をそのまま活かせる、数少ない業種の一つです。
無理に今の会社にとどまる必要はありません。
疲れ切った心と体で働き続けるより、新しい環境で自分を大切にする道を選んだ方が、確実に人生は前向きに進みます。
転職は敗北ではなく、「再スタートの選択」です。
このブログを通じて、あなたにもその第一歩を踏み出してもらえるよう、これからも情報を発信していきます。
今後の発信予定
僕がこうして発信しているのは、かつての自分のように 「働き方に悩んでいる人」を一人でも救いたいからです。 転職は怖い。でも、変えることはできる。 そのために、正しい情報と、ちょっとした勇気が必要なだけです。
- 土木・建設業界向けの転職ノウハウ
- 面接・職務経歴書の書き方
- ブラック企業の見抜き方
- 実際の転職事例や失敗談
「脱・ブラック」への道のりを、一緒に歩んでいきましょう。
もし今、あなたが「毎日つらい」と感じているなら――
それは、あなたが悪いんじゃありません。
環境を変えるだけで、人生は大きく変わります。
僕が証明です。
このブログが、少しでもあなたのヒントになりますように。