「移動時間が現場仕事だと長いし給料に含まれない。」
「夜勤や急な現場仕事が入って休日がすくない!」

体力的にも精神的にも負担の大きい現場仕事で心も身体もボロボロだよ~
この記事では、土木作業員として仮設工事(山留め)に携わっていた方が、発注者支援業務へと転職することで、なんと年収を300万円アップさせた実体験をもとに、転職成功のポイントを詳しく解説します。
発注者支援業務へとキャリアを切り替え、待遇改善を実現できた背景をご紹介します!
- 発注者支援業務とは
- 土木作業員から発注者支援業務に転職するまでのステップ
- 年収300万円アップを実現した背景
- 発注者支援業務におけるメリット・デメリット
- 良い会社・良い転職エージェントを選ぶ重要性
- 派遣社員を経由したキャリアアップの可能性
以下に示す内容を、ぜひ今後のキャリア形成に活かしてください。
発注者支援業務とは?仕事内容と求められるスキル


発注者支援業務の主な仕事内容
発注者支援業務とは、主に国や自治体、公共工事の発注者がスムーズに工事を進められるように、技術的なサポートを行う仕事です。具体的には、下記のような業務が含まれます。
- 現場の進捗管理・安全管理の補助
- 工事書類の作成、整理、チェック
- 発注者への技術的助言や報告書作成
- コミュニケーションのハブとなり、関係者同士を調整
元々建設現場で働いていた経験者であれば、現場の知識を活かしてスムーズに業務へ移行できるケースが多いです。
また、設計や積算、CADなどのスキルを持っていると、より重宝されるでしょう。



へぇ、意外とデスクワーク多めなんだね~!
必要とされるスキルと資格
発注者支援業務を行ううえで、以下のスキルや資格があると非常に有利です。
- コミュニケーション能力:発注者や施工業者など多くの人と関わるため
- PCスキル(Word、Excel、CADなど):資料作成や図面確認で活躍
- 土木施工管理技士(1級・2級):工事に関する専門知識や実務経験を証明
- 技術士、RCCMなど:より専門性の高い資格は評価アップにつながる
未経験でも転職できる可能性は十分にありますが、CADやExcelを扱う経験を積んでおくと転職後の仕事にスムーズに取り組めるでしょう。



資格って思ったより大事なんだね~。
【実体験】土木作業員から発注者支援業務へ転職した理由と背景


転職前の職場と労働環境
今回お話を伺った方は、もともと土木作業員として山留めなどの仮設工事を担当していました。しかし、以下のような過酷な労働環境に悩まされていました。
- 長距離現場への移動時間が給料に含まれない(3時間以上かかる場合も)
- 急な夜勤や休みの変更(工事進捗によってスケジュールが左右される)
- 土曜日が隔週休み、工事の都合で休みが取りにくい
- 早朝5時からの搬入対応(特車の走行時間規定による)
- ホテル暮らしがメインで家に帰れない日々
移動中に仮眠をとらなければならないほどの長時間労働と、不規則な休みが重なり、「高速道路で居眠り運転しかけた」という危ない場面にも遭遇したとのこと。安全面でも大きなリスクがあり、これ以上続けるのは難しいと転職を決意しました。



夜勤や長距離移動はホント体力削られるよね~。
発注者支援業務を知ったきっかけ
当初はゼネコンや同じ下請け会社への転職も考えたそうですが、「同じ業種では状況が変わらないのでは」と感じ、インターネットで“同じ土木業界でも立場の違う仕事”を探していたところ発注者支援業務の存在を知りました。
さらに、公共事業に携わる安定性や土日祝の休みを確保できる可能性に魅力を感じ、興味を持ちました。



同じ業界でもこんなに違うってアリなのか~!
転職活動のステップ:求人サイトと転職エージェントを活用


実際の転職活動の流れ
発注者支援業務へ転職を目指すにあたっては、求人サイトと転職エージェントの両方を活用ししました。



やっぱりエージェントって心強いかも~。
面接で聞かれた内容
面接では、下記のような質問がメインで行われました。
- 転職理由や現在の不満点
- これまでの職種で具体的にどんなことをやってきたか
- 発注者支援業務でわからないことや聞きたいことは?
- 引っ越しに対する抵抗はないか
現場作業員としての実務経験や体力面を評価されることも多く、さらに”コミュニケーションや調整業務に興味がある”という姿勢をアピールすると好印象につながりやすいようです。



面接では自分の経験アピールが大事っぽいね!
発注者支援業務へ転職して変わった働き方と収入アップの秘密


働き方の比較:土木作業員 vs. 発注者支援業務
大きく違うのは、勤務時間と休日の安定です。発注者支援業務は、「みなし公務員」として土日祝がきちんと休めることが多い」ため、プライベートをしっかり充実させられます。
具体的な比較は以下のとおりです。



休み増えるとやっぱ嬉しいよね~。
年収300万円アップを実現した流れ
“土木作業員→派遣の発注者支援業務(現場で言う二次下請け)→発注者支援業務の正社員と段階的にキャリアを積み上げた結果、年収がトータルで300万円もアップしました。
途中で必要な資格を取り、できる仕事の幅を増やすことで、給与交渉や転職先の選択肢が広がったことも大きな要因です。
- 二級土木施工管理技士などの資格取得
- CAD操作やExcelのスキルを磨く
- 派遣社員期間で業務に慣れ、実績を積む



資格とスキルでこんなに給料も変わるんだなぁ
発注者支援業務のメリットとデメリット【リアルな感想】


メリット:安定性・年収・ワークライフバランス
- ==「公共事業を支える立場」==なので、景気に左右されにくく業務量が安定
- 給与水準が高め(資格や経験を正当に評価してもらいやすい)
- 土日祝休み、残業少なめの職場が多い
現場仕事で悩まされていた長時間労働や不規則なシフトが解消され、肉体的にも精神的にも安定しやすい点が魅力です。



仕事もお金も安定してるとホント助かるよね~!
デメリット:契約更新や事務作業への抵抗感
- 契約期間の定めがある場合、更新時に不安が生じる
- 事務作業や調整業務が増えるので、人によっては慣れるまでストレスがかかる
- 電話やメール、PC操作が苦手だと最初は苦労する
“もっと前職(現場)でCADやエクセルなどの操作に慣れておけばよかった”と後悔する方も多いようです。



事務っぽい作業に最初はビビるけど、慣れだよね~。


良い会社・良い転職エージェントを選ぶ重要性


良い会社の特徴
- 給与水準が業界平均以上
- 成長性がある(公共事業だけでなく新規事業も展開しているなど)
- 働きやすさが整っている(残業や休日に関するルールが明確、福利厚生が充実)
- 儲かっている(未経験を育てる余裕がある)
また、口コミサイトや知人の評判を参考にすることで、ブラック企業を避けやすくなります。



求人票だけじゃ分かんないこと多いもんね~。
良い転職エージェントの選び方
- 建設業界に特化しているか:専門知識がないエージェントだと、希望に合わない求人を紹介されるリスクあり
- 実績があるか:成功事例や口コミをチェック
- あなたの希望を理解してくれるか:単に求人を紹介するだけでなく、キャリアプランも一緒に考えてくれる
転職エージェントにはピンキリがありますが、自分の経験と希望を丁寧にヒアリングしてくれるエージェントほど、最適な企業を提案してくれる可能性が高いです。



相性のいいエージェントが見つかると超ラクだよ~。
下は職人向けの転職エージェントです。相談だけでも受けてみてはいかがでしょうか?
派遣社員を経由したキャリアアップの可能性


未経験業界に挑戦する場合、派遣も視野に入れるメリット
- 業種や職種をずらして転職する
- 同じ建設業界でも、立場が変われば働き方や給与体系が大きく変わる
- 良い会社を選ぶ
- 給与水準や成長性、働きやすさをしっかりリサーチ
- 必要に応じて良い転職エージェントを活用する
- 建設業界に詳しいエージェントは非公開求人や専門的なアドバイスを提供
- 派遣社員として実績を積むことも視野に入れる
- 未経験者が新しい業界でスキルを身につけ、正社員登用を勝ち取る道もある
- 資格取得とスキルアップを怠らない
- 二級土木施工管理やCADスキルなど、転職市場で評価される要素を磨く
発注者支援業務も例外ではなく、派遣社員として経験を積み、そこで成果を出すことで1年後に正社員登用というケースが非常に多いです。今回ご紹介している方も、派遣から正社員化というルートで一気に年収アップを実現しました。



未経験でも挑戦できる道があるって助かるね~。
派遣社員として働く上での注意点
- 待遇面は正社員より劣る可能性がある
- 企業によっては正社員登用制度がない
- 長期契約が前提にならない場合もある
そのため、派遣先の正社員登用実績やキャリアアップのサポート体制については、事前にしっかり確認しましょう。



派遣先が合わないとつらいだろうし、下調べ大事!
これから発注者支援業務へ転職を考える人へのアドバイス


“これをやっておけばよかった”と思うこと
- 前職での内務経験:現場だけでなく、ExcelやCADの操作に慣れておく
- 資格取得の早期着手:二級土木施工管理など基礎資格でも強いアピールポイントになる
「畑違いだし、俺はできない」 と考えるよりも、
「少しでも興味があるなら、まず面談する」というスタンスが大切です。面接ではなく“面談”という気持ちで臨むことで、余計な緊張をせずに本音で話しやすくなります。



苦手意識持たず、とりあえず話聞いてみようよ~!
2級土木施工管理技士や1級土木施工管理技士をまだ持っていない方は下記の通信講座で手厚いサポートを受けられます。
発注者支援業務に興味があるなら、一歩踏み出してみよう
多くの方が、”事務仕事なんてやったことない”、”電話・メール対応が苦手”と感じるかもしれません。しかし、実際にやってみると意外とすぐに慣れるケースも少なくありません。PC操作や事務作業も一度覚えてしまえば、将来のキャリアで大きな武器になります。
- 面談=情報収集の場と捉え、企業やエージェントに話を聞いてみる
- 興味がある業界・企業の見学やセミナーに参加してみる
- 小さなステップでもいいから、資格やスキルを身につける



意外とやってみたら面白いかも?!って思うよ!
まとめ:土木業界からのキャリアシフトで年収300万円アップは可能!
「自分の経験を活かせる新しいフィールド」を見つけ、「そこに全力で挑戦」することで収入を大幅にアップさせる道は十分にあるということを、今回の体験談からお伝えしたかったです。
肉体的にも精神的にも少し余裕のある働き方を目指したい方、長時間労働や不規則な休みに疲れてしまった方は、ぜひ発注者支援業務という選択肢を検討してみてください。
新しいキャリアへの挑戦が、皆さんにとって大きな飛躍となることを心から願っています。
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