発注者支援業務って何をするの?1日の流れと具体的な仕事内容を徹底解説

 こんにちは、遊牧民です。

 「発注者支援業務って、実際どんな仕事をするの?」

「土木作業員から異業種に転職したいけれど、不安が多い…」

 あなたもそんな疑問を持っていませんか?かつて私も、下請け(協力業者)として現場で働いていた頃、同じような悩みを抱えていました。しかし、発注者支援業務(派遣)に転職し、その後正社員となることで、年収を300万円アップさせることができました。

 この記事では、私が行っている発注者支援業務の中でも、資料作成業務の1日の流れを具体的にお伝えします。さらに、現場作業員との働き方の違いや、転職して楽になった点についても触れます。追加で、異業種からこの業務に転職するためのポイントも解説します。

この記事を読むメリット
発注者支援業務の仕事内容が具体的にわかる。
現場作業との違いを理解し、転職後の働き方をイメージできる。
不安を解消し、新たな一歩を踏み出す勇気が湧く。
発注者支援業務のキャリアパスや今後の展望を知ることができる。

 結論として、発注者支援業務は、現場で得た経験を活かしながら、体力的にも精神的にも負担が軽い働き方を実現できる職種です。それでは、詳しく見ていきましょう!


目次

目次

  1. 発注者支援業務とは?
  2. 資料作成業務の具体的な仕事内容
  3. 資料作成業務の1日の流れ
    • 朝:発注者との打ち合わせ
    • 午前:資料作成とデータ整理
    • 昼休憩
    • 午後:現場調査結果の反映と報告書作成
    • 夕方:業務の振り返りと翌日の準備
  4. 現場作業員との働き方の違い
  5. 発注者支援業務のやりがいと課題
  6. 転職を成功させるためのポイント
  7. まとめ

1. 発注者支援業務とは?

 発注者支援業務とは、国や自治体(今回は国土交通省)などの発注者が工事をスムーズに進められるよう、技術的なサポートを提供する仕事です。大きく分けて以下の3つの業務があります。

・工事監督支援業務:現場での施工管理をサポートする。
・資料作成業務:報告書やデータを整理し、発注者の意思決定を補助する。
・積算業務:工事費用の見積もりや計算を行う。

 私は主に資料作成業務を担当しています。この業務では、工事の進捗や安全管理状況を報告する資料の作成がメインです。土木作業員として現場を経験していたことが、非常に役立っています。

 発注者支援業務はデスクワークが中心ですが、現場に足を運ぶこともあります。そのため、現場を知っている経験者の視点がとても重要です。


2. 資料作成業務の具体的な仕事内容

 資料作成業務では、以下のようなタスクを行います。

設計図や施工計画の確認:現場の状況と図面が一致しているかをチェック。
報告書の作成:工事進捗、安全管理状況、予算の使用状況などをまとめた報告書を作成。
データの整理と分析:現場から得られたデータを整理し、発注者が意思決定しやすい形に加工。
打ち合わせへの参加:発注者や施工業者との会議で意見を共有し、業務を円滑に進める。

 これらの業務は、体力的な負担が少なく、現場での経験を活かしながらデスクワークを中心に行う仕事です。また、報告書作成の際には、現場での具体的な課題を反映させる視点が必要です。


3. 資料作成業務の1日の流れ

朝:発注者との打ち合わせ

 朝は、発注者との打ち合わせから始まります。会議では、以下の内容を確認します。

  • 昨日の工事進捗と課題
  • 本日の作業計画
  • 発注者からの特別な指示

ポイント
土木作業員時代の現場経験があると、現場の状況を具体的にイメージしながら会話できるため、スムーズに進行します。具体的な例を挙げて意見を共有することも求められます。

午前:資料作成とデータ整理

 打ち合わせで得た情報をもとに、報告書やデータを作成します。例えば、工事の進捗データや現場写真を整理し、発注者が求める形に加工します。

例:
工事進捗報告書:作業の進行状況をExcelやWordでまとめる。
写真整理:現場写真を分かりやすく分類して添付。
データ集計:現場で上がってきたデータを表にまとめる。

昼休憩

 昼は1時間程度の休憩を取ります。デスクワーク中心の仕事なので、体力的な疲労は少なく、リフレッシュしやすいです。現場と違い、工事の進捗状況によって休憩時間が左右されることもなく、しっかり休みを取ることができます。

午後:現場調査結果の反映と報告書作成

 午後は、午前中に整理したデータをもとに、詳細な報告書を作成します。現場調査の結果や進捗状況を反映させ、発注者が意思決定しやすい資料を作ります。

例:
工事箇所の問題点を具体的に指摘し、改善案を提案。
安全管理状況を図表で分かりやすく整理。

夕方:業務の振り返りと翌日の準備

 業務の終わりには、その日の作業を振り返り、翌日の準備を行います。

タスクの確認:未完了の業務を翌日のスケジュールに組み込む。
発注者への報告:メールや電話で進捗状況を共有。

 「ここまでできました。」「ここに時間がかかって、提出が遅れそうです。」などの報告します。

ポイント:発注者からのフィードバックをもとに、次の資料作成に活かします。


4. 現場作業員との働き方の違い

 発注者支援業務は、現場作業員時代と比べて、次のような点で楽になりました。

現場作業員
発注者支援業務
  • 長時間の立ち仕事や重い資材の運搬。
  • 工期に常に追われるストレス
  • 天候に左右される。
  • 手に職は付けられるが、年齢を重ねていった時にどう働くか不安。
  • デスクワーク中心で労働は少ない。
  • スケジュールに余裕がある。
  • 屋内作業で冷暖房完備。
  • 異業種への転職を考える際にも、発注者支援業務の経験が強みになる。

  また、現場作業のように天候に左右されることがない点も大きなメリットです。


5. 発注者支援業務のやりがいと課題

やりがい
課題
  • 発注者と施工業者の橋渡し役を担い、プロジェクト全体に貢献できる。
  • 現場経験を活かしながら、新しいスキル(PC操作、資料作成)を習得できる。
  • 自分が作成した資料が、工事の円滑な進行に直結する。
  • デスクワークが中心のため、慣れるまで集中力を維持するのが大変。
  • 作業員をされていた方は動く機会が少なくなり、太りやすい。
  • 発注者の求めるレベルに応じた資料作成スキルが必要。
発注者が求めるレベルって?

・発注者によってレベルは異なりますが、基本的なExcelやWord操作ができれば問題ないです。
・私は、なにも操作できない状態でしたが仕事の合間にネットで調べる時間は充分あるので安心です。


6. 転職を成功させるためのポイント

 発注者支援業務に転職するには、以下のポイントを押さえましょう。

ポイント:
1.現場経験をアピール:施工管理や問題解決力など、具体的なスキルを強調。
2.スキルアップを怠らない:報告書作成やPCスキルを磨いておく。
3.専門エージェントを活用:建設業界に特化した転職エージェントを利用して求人を探す。
4.資格取得を検討する:土木施工管理技士などの資格は大きなアドバンテージとなります。


7. まとめ

 

まとめ

 発注者支援業務は、土木作業員時代の経験を活かしながら、体力的にも精神的にも負担を軽減できる魅力的な職種です。
 この記事で解説した1日の流れを参考に、転職後の働き方をイメージしてみてください。
 他の記事では、発注者支援業務に必要なスキルや転職サイトの選び方を丁寧に解説しているのでぜひ、ご覧ください^^

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この記事を書いた人

 転職エキスパート。建設業のブラック企業を退職して、未経験から転職を10回以上を経験。遊牧民のように住み家を変え、職変え、転職の成功と失敗を繰り返して、酸いも甘いも知ったアザラシ。
 転職のコツを覚えてからは3年で年収を300万円アップさせました。
 「もう作業員いやだ!!」と建設業界から未経験の異業種転職を考えているあなたのため作りました。
 

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